僕というストーリー

「のり」の物書きブログ

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

煩う

生きることは迷路を歩くようだ。一つの仕草にしても何通りもあり些細な行動にも迷う。視線のやり場や言葉を選ぶときの辛さ。存在も迷いの対象にする彼は人の存在まで迷いとなる。そもそも彼は何事にも疑問にすべき過去の持ち主だ。自分を否定することも性格…

心のゴミ

現在、俺は仕事もせず親のすねをかじって生活をしている。人からすれば駄目人間の部類に入る。何度かバイトをしたが、ある日、教育係に当たる店員とケンカになりバイトを辞めてしまう。人間関係を強く意識するようになった。俺は、外に出歩くことがなく引き…

サヨナラ世界、ヨロシク天国

「僕の世界は収縮している。まるで鳥籠みたいで窮屈だ」 今の生活には自由なんか感じない。ベッドでパソコンをしてネットと創作する。こんな暮らしに満足なんかあり得ない。ただ生きて延命にいそしむよりも死ぬ方が人間らしいと思う。 プライバシーがないか…

痛いナースはオッサン女

痛いナースはかなりいるがオッサン女はトップクラスだ。本物のオッサンよりもオッサンでパチンコが好きらしい。髪の結い方から堕落を醸し出す。髪をさわりながら、キョロキョロして落ち着きがない。やたらと声が大きく言葉使いに品格がなく口だけのナースで…

初音ミクさん

僕はリナが好きだった。 好きなところは説明できないが、強いていえば初音ミクよりは好きではない。近頃、再人気急上昇中の初音ミクに引かれているのだ。 僕は40歳。寂しい暮らしに思えるが僕には音楽がある。パソコンには16歳の初音ミクが待っている。 元カ…

日本列島で合理化政策

日本列島のど真ん中で、黄色い髪をした少年は兄の死を世界で最も悲しんだ1人である。少年が慕っていた最愛の兄であったから当然だ。 少年の兄は不自由でありながらも、とにかく優しくて秀才であった。人間性にも優れていて世界各地に友達がいた。不自由は兄…

仮面の少年

人々は心に何かを秘めて対人関係を築き生きている。僕にとって人は何かを問うものであるのだ。人々は同じ問いを日夜、考えているに違いない。そう思いながらポケットに手を突っ込んで小銭をいじくりながら考えていた。雑踏に立ち僕は僕を演じるために歩くこ…